日記
並んで歩いていたつもりが、いつの間にか姿を消した。2月とはそういうものである。 以下、コンテンツの感想についてはネタバレを含んでいたりいなかったりする。 【2月に読んだ本】 四畳半神話大系 ペンギン・ハイウェイ ザ・メタバース 【2月にプレイし…
どのような尺度であれ、頻度であれ、定期的に何かしらを振り返ったほうがよい。そうしなければ、あっけなく一年が終わってしまうだろう。それはそれでよいことでもあるが。 以下、コンテンツの感想についてはネタバレを含んでいたりいなかったりする。 【1…
いつからか積極的に図書館を使うようになった。本を買っても読まないからだ。セールが来れば意気揚々と電子書籍を購入する。しかしダウンロードされることはなく、あるいはただ電子端末のストレージを圧迫するだけで、本本来の機能が果たされることはない。…
やっていきましょう store.steampowered.com みんな大好きクッキークリッカー。基本的につけっぱなしで、帰宅してPCを起動すると同時にクッキーの生産も再開する格好に。クッキークリッカーを起動しながら、裏で他のことをやるといった行動様式ができあがっ…
2022年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.com 年明け早々疲れていたらしい。これを書いたときの心境は今でも覚えていて(一年も経…
調べてみると、アニメ版ブリーチOPとしてのアスタリスクを聞こうとするなら、それこそブリーチのOPを見るしかないらしい。アスタリスクはOP版の方が格好良くて好きだ。公に聞ける手段がないのは残念である。 TVカットとフル版が異なるのは、珍しい事象ではな…
一体どうするかって話なんだ。人生ってそういうもんだろ。 腹痛というのは何がきっかけで生じるのかわからない。いや、これは不正確な表現だ。正しくは「わかって」いる。家を出たら。電車に乗ったら。それまでは何ともなかったのに、突然腹の具合がおかしく…
真剣な顔をして歩いているが、その実何も考えてはいない。通勤というのはそういうものだ。起きているか寝ているか分からない頭で、せめて人様にはぶつからないように足を動かす。眉間に皺が寄っているのは、ぼやけてよく見えないからだ。そうしたからといっ…
唐突に自省録を読みたくなった。そういう作品を読んでおくとなんだか教養が深まりそうだからだ。毎度ながらこの考え方がそもそも無教養である。とはいえ、そのような単なる中二病の延長線心だけでなく、「自省するか~」の心持ちになったからでもあった。 自…
キャラクターが目の前に現れたらその姿はどのように映るのだろうか。ここで言っているのは純粋に外見の話であり、「キャラクター」とは人型のキャラを指す。この点、2.5次元の舞台や、コスプレを見れば自ずと答えは導かれるのではないか。高品質な衣装を身に…
とあるゲーム配信を見ていた時のことである。プレイが佳境に差し掛かり、配信者が高まったテンションで「やばすぎるッピ!」と言った。コメント欄を見ると、視聴者が思い思いにツッコミを入れていた。 私といえば機械的に元ネタを思い出していたのだが、誰も…
1.趣旨 タイトルのとおり。以下備忘文(一度やってみたかった)。 2.経緯 DoCANVASという集合住宅向けのインターネットサービスを利用している。壁の情報コンセントにLANケーブルを挿せばインターネットが使えるというやつで、ゴールデンタイムに突然下…
通勤時、異常にセミが鳴いている一画を通る。その周辺だけ明らかにボリュームがおかしく、寝ぼけた頭に轟音が響く。住居の植木に大量に止まっているようだ。クマゼミの大合唱である。 セミゾーン(と安直に名付けた)はさながらセミのトンネルであり、くぐり…
音声コンテンツは映像コンテンツと比べ、それを楽しむのに要する消費カロリーは少ないはずである。相対的に受け取る情報量が少ないからだ。映像は聴覚と視覚を用いるが、音声は聴覚だけで済む。だからその分必要なカロリーが少ない。疲れてほとほと倒れそう…
(某所にて) 今日は本の話ということでね、私たまに、小学校や中学校の国語の教科書に載っていた作品群を読みたいと思うことがありまして、大体は思うだけで終わるんですが、今回はことさらに気になったので読むことにしたんです。何を読んだかというと、吉…
どうにも腹の具合が悪く、まあいつものことかと過ごしていたら、だんだん座っているだけでもしんどくなり、なにやら頭痛もし始めたので、胃カメラを撮ることにした。まだ定期的に撮るような年齢ではないが、検査を受ける決断の早さには昔から定評がある。 検…
夜23時ごろ、会社からの帰り道を歩いていると、どこからともなく「音」が聞こえてきた。自然音ではない、イヤホンから漏れ出ているようなシャカシャカ音。辺りに人の姿はない。そもそも、街灯がぽつりぽつりと立ち並ぶ夜道であるから、周りに人が居ないか…
人類の歴史とは腹痛との戦いに等しい。過言かもしれない。しかし私にとっては過言ではない。 いつ何時腹痛が襲ってくるか分からない。そして、往々にしてそれは、容易にトイレに行けない状況においてやってくる。なぜ、的確に電車に乗った私を狙ってくるのか…
実在性というワードで語らなくとも、キャラクターはそこにいる。ただ、「そこ」というのは、私たちの住むこの世界ではないかもしれない。文字通り次元が違う。しかし、何かをきっかけにしてこちらと繋がることがある。そうして私たちの目の前に顕現する。 お…
仕事の帰りにストリートミュージシャンゾーンを通る。正しくは、ストリートパフォーマーゾーンかもしれない。最近では、楽器を持っていない人も見るようになった。けれども、やはりメインは音楽だろう。ギター片手に、あるいはヴァイオリンを携え、またはベ…
22時を前にして、ようやく仕事に区切りをつけ始める。実際にはつけようがない。しかし、今日はもうここにはいられない。幸せなことに、私はまだ法にも労働組合にも守られていた。 昼から降っていた雨は、いつの間にか止んでいたらしい。まだ濡れている地面…
2021年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.com 年末年始休みのおともにWUGのアドベントカレンダーを読んで、その感想を書く。正直1…
はてなインターネット文学賞用にこんな記事を書いた。 sorobanya.hatenablog.com その後、インターネットの大海をさまよい続けて数ヶ月。新たな痕跡を見つけ出すことはできず、探索は打ち切られようとしていた。いつだって、インターネットには何でもある。…
アイドルなり声優なり何なりのダンス動画が好きなのは、それが客席からの視点に近いからだろう。定点カメラで演者全体を映す画角は、「最前列ではない」客席から見えるステージの姿に似ている。 単に距離感の問題だろうか。言うまでもなく、私の横に人はおら…
日常がいつ戻ってくるのかは定かではないが、ともするともう元に戻っているのかもしれない。電車の乗客は目に見えて増加し、残業帰りでも飲食店はまだ暖簾を下ろしていない。思えば路上飲酒民が減った。つまりそれは、屋内に回帰しているということなのだろ…
ワイシャツを着て浴びる直射日光は死しか想起しないのに、スポーツウェア越しだと途端に活力の源となる。単純に通気性の問題かもしれない。ともあれ、後者の場合「あっついな~」と汗を拭いながら、つい口元が緩んでしまう。さながら、戦闘狂が強敵に出会っ…
道端には大抵何かが落ちているものだが、その日転がっていたのはカメラだった。昨今では結婚式ぐらいでしか目にしない、いわゆるインスタントカメラである。 人の行き交う街中で、その姿を見かけること自体が珍しい。とはいえ、今も普通にコンビニで売ってい…
いくつになった頃からか、他人を呼び捨てにできなくなった。ここで言う他人とは、同期・同級生・後輩等々。要は上下関係的に自分と同じか下(嫌な言い方だね)の人々のことだ。 思い出せないなりに思い返してみると、小中学生の頃は何の抵抗もなく、同級生を…
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 なんでも残っているインターネットだが、残っていないものもある。いわゆる「忘れられる権利」が意識されるようになった現代においては、それ自体特に悪いことではない。古来より、形あるものいつかは…
「腱鞘炎ですね」 「はあ」 医者の診断に男がとぼけた声で反応したのは、腱鞘炎なる病気を産まれて初めて聞いたから、というわけではなかった。むしろ、手の痛みとしびれに悩まされ、彼自身は当初からその可能性を疑っていた。しかし、ついぞ2週間前に同じ…