死に物狂い

他人から影響を受けやすい人間のフィクション日記

日記

真夜中のラッパー

夜23時ごろ、会社からの帰り道を歩いていると、どこからともなく「音」が聞こえてきた。自然音ではない、イヤホンから漏れ出ているようなシャカシャカ音。辺りに人の姿はない。そもそも、街灯がぽつりぽつりと立ち並ぶ夜道であるから、周りに人が居ないか…

腹痛とエレベータ

人類の歴史とは腹痛との戦いに等しい。過言かもしれない。しかし私にとっては過言ではない。 いつ何時腹痛が襲ってくるか分からない。そして、往々にしてそれは、容易にトイレに行けない状況においてやってくる。なぜ、的確に電車に乗った私を狙ってくるのか…

キャラクターとの別離

実在性というワードで語らなくとも、キャラクターはそこにいる。ただ、「そこ」というのは、私たちの住むこの世界ではないかもしれない。文字通り次元が違う。しかし、何かをきっかけにしてこちらと繋がることがある。そうして私たちの目の前に顕現する。 お…

仕事帰りの道すがら学園祭学園が演奏していたらきっと楽しいだろう

仕事の帰りにストリートミュージシャンゾーンを通る。正しくは、ストリートパフォーマーゾーンかもしれない。最近では、楽器を持っていない人も見るようになった。けれども、やはりメインは音楽だろう。ギター片手に、あるいはヴァイオリンを携え、またはベ…

なぜ君は残業するのか

22時を前にして、ようやく仕事に区切りをつけ始める。実際にはつけようがない。しかし、今日はもうここにはいられない。幸せなことに、私はまだ法にも労働組合にも守られていた。 昼から降っていた雨は、いつの間にか止んでいたらしい。まだ濡れている地面…

2021年の総括

2021年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.com 年末年始休みのおともにWUGのアドベントカレンダーを読んで、その感想を書く。正直1…

日記サイトを巡る旅路~完結編~

はてなインターネット文学賞用にこんな記事を書いた。 sorobanya.hatenablog.com その後、インターネットの大海をさまよい続けて数ヶ月。新たな痕跡を見つけ出すことはできず、探索は打ち切られようとしていた。いつだって、インターネットには何でもある。…

ダンス(プラクティス)動画の魅力

アイドルなり声優なり何なりのダンス動画が好きなのは、それが客席からの視点に近いからだろう。定点カメラで演者全体を映す画角は、「最前列ではない」客席から見えるステージの姿に似ている。 単に距離感の問題だろうか。言うまでもなく、私の横に人はおら…

ここは酒飲みワンダーランド

日常がいつ戻ってくるのかは定かではないが、ともするともう元に戻っているのかもしれない。電車の乗客は目に見えて増加し、残業帰りでも飲食店はまだ暖簾を下ろしていない。思えば路上飲酒民が減った。つまりそれは、屋内に回帰しているということなのだろ…

夏の青空の下『僕らのフロンティア』を聴きながらジョギングしたら目の前がBlue Blue Skyになった

ワイシャツを着て浴びる直射日光は死しか想起しないのに、スポーツウェア越しだと途端に活力の源となる。単純に通気性の問題かもしれない。ともあれ、後者の場合「あっついな~」と汗を拭いながら、つい口元が緩んでしまう。さながら、戦闘狂が強敵に出会っ…

カメラとパスタはどこへ行く

道端には大抵何かが落ちているものだが、その日転がっていたのはカメラだった。昨今では結婚式ぐらいでしか目にしない、いわゆるインスタントカメラである。 人の行き交う街中で、その姿を見かけること自体が珍しい。とはいえ、今も普通にコンビニで売ってい…

他人を呼び捨てにできるか

いくつになった頃からか、他人を呼び捨てにできなくなった。ここで言う他人とは、同期・同級生・後輩等々。要は上下関係的に自分と同じか下(嫌な言い方だね)の人々のことだ。 思い出せないなりに思い返してみると、小中学生の頃は何の抵抗もなく、同級生を…

日記サイトを巡る旅路

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」 なんでも残っているインターネットだが、残っていないものもある。いわゆる「忘れられる権利」が意識されるようになった現代においては、それ自体特に悪いことではない。古来より、形あるものいつかは…

腱鞘炎の男

「腱鞘炎ですね」 「はあ」 医者の診断に男がとぼけた声で反応したのは、腱鞘炎なる病気を産まれて初めて聞いたから、というわけではなかった。むしろ、手の痛みとしびれに悩まされ、彼自身は当初からその可能性を疑っていた。しかし、ついぞ2週間前に同じ…

今日もテレビはそこにいた

テレビが捨てられていた。3階建てアパートのゴミ捨て場。建物の前の道は私の散歩コースである。朝か夕方か、天気と予定見合いだが、休日にはおおむねそこを歩く。 ゴミ捨て場と言っても、看板による表示はなく、屋根や敷居で区切られているわけでもない。ビ…

似ているようで似ていない

趣旨 DemaecanとDoraemonは似ているようで似ていない — そろばんや (@sorobanya64) 2021年6月8日 あやかしトライアングルとくじびきアンバランスの文字面は似ているようで似ていない — そろばんや (@sorobanya64) 2020年6月16日 やっていきましょう 検討 空…

平日の街並みを見ることはなく

一般的な日勤仕事をしていると、平日は家と会社の往復で終わるのが常である。玄関を出て、駅まで歩き、電車に乗り、感情を無にしながら職場へと向かう。もう少し人間らしかった気もするが、今となってはその面影もない。外にいる間、私は働く機械であり、働…

コロナ雑記(2021年4月版)

家にいるからといって暇なわけでもなく、やりたいこともやらなければならないこともあるわけだが、それらタスクの一つとして、普通の日記を書こうと思っていた。記録ないしは備忘として。端的に言えばコロナの話である。 関西の一部府県に出されていた緊急事…

私はパワプロくんに感情移入していたのか

私の中でパワプロWEBアニメが大盛況である。 www.youtube.com うんうん。ゼロ年代の夕方6時にテレ東系列で放送されててほしい。朝7時でもいいな。アイキャッチと場面転換のトンボが光りますね。小筆ちゃんもかわいいね。 もっと分かったような口を利きたいと…

春春春冬(三寒四温)

臥龍桜を背に「いいえ、もう春です」と口にしたのは千反田えるだが、あれから10年が経とうというのに、えるは私のところにやってこない。ほうたるもいない。しかし春は来る。必ずやってくる。春は誰に対しても平等なのだ。 いつものようにエアコンを点け、…

Wake Up, Girls! Advent Calendar 2020の感想(と言う名の私信)

今年(去年)も素敵な記事ばかりでした。 最初Twitterで一言感想を書いていこうと思っていたのですが、後に見直せたほうがよいかしらと考えてこちらに書いてます。大体は感想という名の私信です。 記事の感想記事というのは、何やらコンテンツの再生産のよう…

2020年の総括

2020年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.hatenablog.com sorobanya.hatenablog.com 今年の初めはまだ名古屋にいました。もはや過…

コンビニ問答

コミュニケーションはエネルギーを消費する。それはもうそういうものだから仕方ないとして、中でも日々定例的に実施する必要があるコミュニケーションについては、できる限り省力化したいと思う。 私は昼食をコンビニで調達する。買うものといえばサンドイッ…

DJとはこういう職業だったのか

デレマス24時間特番を見ていた。詳しく前情報は知らなかったが、Youtubeを開いたら丁度おすすめに上がってきたため、そんなものがやっているならぜひ見ようと思ったものだった。 idolmaster-official.jp 私のアイマスへの関わり方と言えば、2015年に当時の西…

おいおいおい涼しすぎへんか夜道(2020夏)

ある日の帰宅途中、最寄り駅の改札を出たところでとてつもない違和感に襲われた。何かが違う……今までと……何かが……と、スポーツ漫画ばりの短時間超思考を働かせた結果、その違和感は聴覚を経由して引き起こされているのだと気がついた。鈴虫が鳴いていたのだ…

「潜入」と「入れ替わり」を苦手に思うのはどうしてか

苦手なシチュエーションを語る生産性があるのかと問われれば、ないとしか答えようがない。「何が好きかで自分を語れよ!!!」というのは正論でしかない。しかしながら、どうしてそれを苦手に思うのか、案外自分でもよく分かっていないものではないか。なぜ私は…

ゲーム内における生命と生活感について

どうぶつの森に手を出せないのはどうしてだろう プレイしたい気持ちを持っていながら、どうぶつの森というコンテンツになかなか手を出せないのは、そこに生命を感じてしまいそうだからだ。キャラクタが生きていて、日々の生活を送っている感覚。もし自分が飽…

眠れない夜には青木瑠璃子さんのYouTubeを聴けばいい

どうしたって眠れない夜がある。日曜の夜、明日から仕事が始まる不安で眠れない。今の生活を続けていて大丈夫か、自分の将来が不安で眠れない。頭の中が堂々巡りでとにかく眠れない。珍しい話ではないだろうが、何にしても眠れないのはしんどい。 このような…

あなたのわたしの理想的なVRライブ映像コンテンツ

言うだけならタダって寸法よ!

物語を読むときに頭に浮かぶのは二次元か否か

活字媒体で物語を読むときには頭の中でその場面場面を想像するわけだが、私の場合その映像はアニメ・漫画調で描かれる。実写ではない。ラノベのように表紙絵と挿絵があるタイプは言わずもがな。メディアワークス文庫のように表紙絵だけがあるタイプも同じ。…