死に物狂い

他人から影響を受けやすい人間のフィクション日記

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年に遊んだゲーム

やっていきましょう store.steampowered.com みんな大好きクッキークリッカー。基本的につけっぱなしで、帰宅してPCを起動すると同時にクッキーの生産も再開する格好に。クッキークリッカーを起動しながら、裏で他のことをやるといった行動様式ができあがっ…

心配なんですよね、久海菜々美さんのことが

WUG

本格的に冬到来、年末進行で忙しくなる今日このごろ。こんなときはWUGちゃんのことを考えるのがぴったりですね。というわけで本記事は『Wake Up, Girls! Advent Calendar 2022』17日目の記事です。昨年に引き続き参加させていただきます。 (企画御礼 to て…

アスタリスクはブリーチOP版の方が好きだな

調べてみると、アニメ版ブリーチOPとしてのアスタリスクを聞こうとするなら、それこそブリーチのOPを見るしかないらしい。アスタリスクはOP版の方が格好良くて好きだ。公に聞ける手段がないのは残念である。 TVカットとフル版が異なるのは、珍しい事象ではな…

『介護者D』を読んだ(あるいは、役割を得ることについて)

『介護者D』を読んだ。以下は感想で、本作のネタバレを含み、引用箇所のページ数表記は書籍版のページ数を示す。 介護者D 作者:河﨑 秋子 朝日新聞出版 Amazon 主人公の琴美は、東京で派遣社員として暮らす独身の30歳女性。父親の介護のため札幌に帰る。も…

例えば歯を磨き始めてすぐに腹痛に襲われたとして

一体どうするかって話なんだ。人生ってそういうもんだろ。 腹痛というのは何がきっかけで生じるのかわからない。いや、これは不正確な表現だ。正しくは「わかって」いる。家を出たら。電車に乗ったら。それまでは何ともなかったのに、突然腹の具合がおかしく…

『終わらない週末』を読んだ

『終わらない週末』を読んだ。以下、作中のネタバレを少しばかり含む。 終わらない週末 作者:ルマーン アラム 早川書房 Amazon 読む人によって評価が割れそう、という感想は多くの人が抱いているらしく、また実際に割れたそうで、その理由は解説でまさに解説…

『「推し」の科学』を読んだ

『「推し」の科学』を読んだ。(引用中のページ番号は本書(書籍版)におけるページ番号を指します) 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か (集英社新書) 作者:久保(川合)南海子 集英社 Amazon 「推し活」を能動的な行為が伴うファン活動…

『黒牢城』を読んだ

『黒牢城』を読んだ。以下、作中のネタバレを少しばかり含む。 黒牢城 作者:米澤 穂信 KADOKAWA Amazon 創作物に関して苦手なジャンルがいくつかあるが、時代小説はその一つだ。名の知られた人物について書かれている場合、史実との境界線が分からず、物語と…

探していたブラウザゲームが見つかりました(あるいは、アドベンチャーゲーム『BARATARIO(バラタリオ)』について。)

二年前に以下のような記事を書いた。 sorobanya.com 見つかりました。 私が探していた、 ・ブラウザ上で遊べるポイント・アンド・クリックアドベンチャーである ・2000年代前半には存在していたと思われる ・ホラーとSFと何かが混ざりあったような世界観であ…

自省録を読みに図書館に行って人生の短さを感じる

唐突に自省録を読みたくなった。そういう作品を読んでおくとなんだか教養が深まりそうだからだ。毎度ながらこの考え方がそもそも無教養である。とはいえ、そのような単なる中二病の延長線心だけでなく、「自省するか~」の心持ちになったからでもあった。 自…

キャラクターが目の前に現れたらその姿はどのように映るのだろうか

キャラクターが目の前に現れたらその姿はどのように映るのだろうか。ここで言っているのは純粋に外見の話であり、「キャラクター」とは人型のキャラを指す。この点、2.5次元の舞台や、コスプレを見れば自ずと答えは導かれるのではないか。高品質な衣装を身に…

その言葉は誰の言葉か

とあるゲーム配信を見ていた時のことである。プレイが佳境に差し掛かり、配信者が高まったテンションで「やばすぎるッピ!」と言った。コメント欄を見ると、視聴者が思い思いにツッコミを入れていた。 私といえば機械的に元ネタを思い出していたのだが、誰も…

見ていて気持ちのよいお金の使い方とは(あるいは、宝鐘マリンさんオリジナル新曲・MVの感想について)

見ていて気持ちのよいお金の使い方、というものがあると思う。金額の多寡だけで判断されるものではなく、おそらくは見る者個人の感覚に大きく左右される。つい「いいね~」と言ってしまうような使い方で、つまるところ、少なからず「もし叶うならば自分もや…

DoCANVASのグローバルIPアドレスサービスでうまくPPPoE接続ができない場合には一度解約するとよいかもしれない

1.趣旨 タイトルのとおり。以下備忘文(一度やってみたかった)。 2.経緯 DoCANVASという集合住宅向けのインターネットサービスを利用している。壁の情報コンセントにLANケーブルを挿せばインターネットが使えるというやつで、ゴールデンタイムに突然下…

圧倒的退社

ああ 圧倒的退社ああ 圧倒的退社 午前9時登り道 電車に乗り街に出る午後10時帰り道 社屋を出て街に出る歩きながら空を見る 曇り空で何も見えない歩きながらビルを見る 眩しくて何も見えない どうだろう どうだろうこのままでいいんだろうなんだろう なんだろ…

夜に鳴くセミ

通勤時、異常にセミが鳴いている一画を通る。その周辺だけ明らかにボリュームがおかしく、寝ぼけた頭に轟音が響く。住居の植木に大量に止まっているようだ。クマゼミの大合唱である。 セミゾーン(と安直に名付けた)はさながらセミのトンネルであり、くぐり…

歌唱における二面性の表現について(あるいは、奥野香耶さんの歌う『ド屑』から得た感覚について)

音声コンテンツは映像コンテンツと比べ、それを楽しむのに要する消費カロリーは少ないはずである。相対的に受け取る情報量が少ないからだ。映像は聴覚と視覚を用いるが、音声は聴覚だけで済む。だからその分必要なカロリーが少ない。疲れてほとほと倒れそう…

メタバースを知ろうとする

バズワード化している(という表現自体ももはやバズワード化している気がする)『メタバース』について、概観できるものはないかしらと二冊の本を手に取った。ちなみに私は、Oculus Goを持っていたぐらいのレベルでしか、メタバースらしいものには触れたこと…

成人男性が児童書を読んでもいいのか。いいに決まっているだろう。と思って『彼の名はウォルター』を読む。

いつものように図書館の新刊コーナーをうろついていると、懐かしい作者名が目に入った。エミリー・ロッダ。彼女の作品と初めて出会ったのは小学生の頃である。『リンの谷のローワン』をよく読んでいた。いやいや、エミリー・ロッダ作品といえば『デルトラ・…

真夜中のラッパー

夜23時ごろ、会社からの帰り道を歩いていると、どこからともなく「音」が聞こえてきた。自然音ではない、イヤホンから漏れ出ているようなシャカシャカ音。辺りに人の姿はない。そもそも、街灯がぽつりぽつりと立ち並ぶ夜道であるから、周りに人が居ないか…

3位の勲章

今から20年以上前、家からそう遠くないところに、いわゆるおもちゃ屋があった。小さいながらも二階建てで、一階はアーケード筐体が並ぶゲームセンター(1クレジット50円である)、二階はTVゲームからプラモデルまで、ジャンルを問わないおもちゃが所狭しと陳…

腹痛とエレベータ

人類の歴史とは腹痛との戦いに等しい。過言かもしれない。しかし私にとっては過言ではない。 いつ何時腹痛が襲ってくるか分からない。そして、往々にしてそれは、容易にトイレに行けない状況においてやってくる。なぜ、的確に電車に乗った私を狙ってくるのか…

キャラクターとの別離

実在性というワードで語らなくとも、キャラクターはそこにいる。ただ、「そこ」というのは、私たちの住むこの世界ではないかもしれない。文字通り次元が違う。しかし、何かをきっかけにしてこちらと繋がることがある。そうして私たちの目の前に顕現する。 お…

考えてみよう『林田藍里同級生概念』

WUG

【下記動画の文章版】 www.youtube.com 【動画制作の意図】 オタクの会合で聞く作品語りはおおむね面白いが、客観的に見てもそうなのかを確かめようと思った。 オタクが早口で喋る姿は個人的には大好きなのだが、客観的に見るとどうなのかを確かめようと思っ…

仕事帰りの道すがら学園祭学園が演奏していたらきっと楽しいだろう

仕事の帰りにストリートミュージシャンゾーンを通る。正しくは、ストリートパフォーマーゾーンかもしれない。最近では、楽器を持っていない人も見るようになった。けれども、やはりメインは音楽だろう。ギター片手に、あるいはヴァイオリンを携え、またはベ…

なぜ君は残業するのか

22時を前にして、ようやく仕事に区切りをつけ始める。実際にはつけようがない。しかし、今日はもうここにはいられない。幸せなことに、私はまだ法にも労働組合にも守られていた。 昼から降っていた雨は、いつの間にか止んでいたらしい。まだ濡れている地面…

Wake Up, Girls! Advent Calendar 2021の感想(という名の私信)

WUG

今回こそTwitterで一言感想を書いていこうと思っていたのですが、結局まとめて読むのでまたもやこちらに書いてます。やはりおおむね感想という名の私信です。(実際はもはや独白かもしれません) 記事の感想記事というのは、何やらコンテンツの再生産のよう…