姪のピアノ 善良な叔父(当人比)というものをやっていると、姪の晴れ舞台にお呼ばれすることがある。今回はピアノの発表会だそうだ。独身男性でも、このようにして子育てのよい部分だけを享受できる。まことにありがたいことである。 小さなピアノ教室主催…
X週遅れでダンガンロンパV3をクリアした際、しばらく新作は出ないのだろうと寂しく思っていたところに、『超探偵事件簿 レインコード』の存在が明らかとなり大層喜んだものである。ミステリアドベンチャーは増えれば増えるほどよい(なお、本作は「アークフ…
8月11日にリリースされた『美魔女の真実 -マリンの秘宝船-』は、日常侵食リアルホラーゲーム『つぐのひ』と、ホロライブ所属の人気VTuber宝鐘マリンさんとのコラボレーション作品である。つぐのひ自体が配信における定番作品であるところ、本作もVの方を中心…
何にでもふとしたきっかけで出会うことがある。私にとってのそれは、プロ格闘ゲーマーの小路KOGさんだった。氏を知ってからの約1ヶ月が非常に楽しかった。そのような経験をした際には、書き残しておくのがよいとされる。以下はそのような趣旨で書かれる日記…
「風に当たると体に悪いから」などという主張がエアコンを点けない正当な理由にならなくなって久しいが、とはいえ頭上からの冷風に当たりすぎると、やはり身体がだるくなる気もする。これは風に当たるのではなく、当たりすぎるのが悪いのだとも思うが、そう…
少し前までカエルの鳴き声がうるさいなあと思っていたのが去年のことのようで、今となっては夜にゲコゲコのゲコの字までぐらいしか聞こえず、昼間と同じ世界とは思えないほどの涼しい風が窓から入ってくる。季節は夏である。 夏といえばセミである。清少納言…
『サブカルチャーのこころ』を読みました。以下、感想を述べています。 サブカルチャーのこころ: オタクなカウンセラーがまじめに語ってみた 作者:笹倉 尚子,荒井 久美子,岩城 晶子,植田 峰悠,大島 崇徳,片岡 彩,髙井 彩名,田中 智之,長行司 研太,德山 朋恵,…
『小説家と夜の境界』を読んだ。以下、ネタバレを含み感想を羅列する。 小説家と夜の境界 作者:山白 朝子 KADOKAWA Amazon
DIE WITH ZEROとサイコロジー・オブ・マネーを読んだ。以下は感想の羅列である。
空いた時間に思い立って公開スケジュールを見るとタイミングがちょうどよく見に行ってきた。私にしては考えられないフットワークの軽さである。 公開から数日、インターネット上で飛び交っていたのは、基本的には宮崎駿という作家に紐づけた論議であるように…
AI画像のニュースに触れて、確かにとても人間だなあと思ったのだが、一方でその容姿の存在を街中で見かけた時に、私はその人を人間だと認識するのかどうか、と考えた。 www.techno-edge.net どの作例を見ても自然に見える。ただ、ここで言う自然とは何だろう…
俺にはゼルダを救えない。と、絶望に打ちひしがれたのは7月9日のことだった。主に土日の数時間を使い、ちまちまと進めてきたゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムであったが、オープンワールドゲーの宿命よろしく、このままでは今年中ずっとゼルダをプレ…
幼少期の思い出って言ったらベイブレードだよなあ!? と言えるほどに入れ込んでいたわけではないが、コロコロコミック読者であった私は、爆転シュートベイブレードを読み、アニメを見て、ミニ四駆よろしく四方八方を飛び回るベイの姿を見ていた。2001年…
朝食を食べながら珍しくテレビを点け、民放の情報番組を見ていた。一言で言えば騒がしい。一つ一つが大げさだ。変に深刻なBGMを付けるんじゃあない。変に明るいBGMを付けるんじゃあない。視聴者からの投稿です「芸能人は自分のことを人見知りだとよく言いま…
駅の改札をくぐり、時計を見るとちょうど21時を示していた。大晦日だというのに、何一つ特別なことはなく、こんな時間になってしまった。今日ぐらいは早々に帰るつもりだったのに、現実がそうさせてくれない。仕事があるのは良いことだが、ありすぎるのも困…
4月……ですか? いや、今年は顔を見てませんが……。彼女に何かあったんですか? 【4月に読んだ本】 メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略 私小説 走馬灯交差点 ぼぎわんが、来る ずうのめ人形 予言の島 【4月にプレイしたゲー…
去っていったよ、3月の野郎はさ。 【3月に読んだ本】 「静かな人」の戦略書 近畿地方のある場所について 【3月にプレイしたゲーム】 Cyberpunk 2077 パラノマサイト FILE23 本所七不思議 【その他】 TOEIC 知的財産管理技能検定 【3月に読んだ本】 「静か…
迷っていた、というのが正直なところだった。前日の朝になってもなお決めきれない。単純に疲れていた。土曜日に遠出をするのが億劫だったのだ。しかし、それは理由付けの一つにすぎない。何よりも、自分などが行ってもよいのだろうかとの気持ちが、日が近づ…
前段 星街すいせいさんのライブ配信を見た。2023年1月28日に実施され、『Hoshimachi Suisei 2nd solo live "Shout in Crisis"』と題されたこのライブがどのように素晴らしい内容であったかは、公式のチラ見せ動画だったり、レポートだったりから知ることがで…
並んで歩いていたつもりが、いつの間にか姿を消した。2月とはそういうものである。 以下、コンテンツの感想についてはネタバレを含んでいたりいなかったりする。 【2月に読んだ本】 四畳半神話大系 ペンギン・ハイウェイ ザ・メタバース 【2月にプレイし…
どのような尺度であれ、頻度であれ、定期的に何かしらを振り返ったほうがよい。そうしなければ、あっけなく一年が終わってしまうだろう。それはそれでよいことでもあるが。 以下、コンテンツの感想についてはネタバレを含んでいたりいなかったりする。 【1…
いつからか積極的に図書館を使うようになった。本を買っても読まないからだ。セールが来れば意気揚々と電子書籍を購入する。しかしダウンロードされることはなく、あるいはただ電子端末のストレージを圧迫するだけで、本本来の機能が果たされることはない。…
やっていきましょう store.steampowered.com みんな大好きクッキークリッカー。基本的につけっぱなしで、帰宅してPCを起動すると同時にクッキーの生産も再開する格好に。クッキークリッカーを起動しながら、裏で他のことをやるといった行動様式ができあがっ…
2022年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.com 年明け早々疲れていたらしい。これを書いたときの心境は今でも覚えていて(一年も経…
本格的に冬到来、年末進行で忙しくなる今日このごろ。こんなときはWUGちゃんのことを考えるのがぴったりですね。というわけで本記事は『Wake Up, Girls! Advent Calendar 2022』17日目の記事です。昨年に引き続き参加させていただきます。 (企画御礼 to て…
調べてみると、アニメ版ブリーチOPとしてのアスタリスクを聞こうとするなら、それこそブリーチのOPを見るしかないらしい。アスタリスクはOP版の方が格好良くて好きだ。公に聞ける手段がないのは残念である。 TVカットとフル版が異なるのは、珍しい事象ではな…
『介護者D』を読んだ。以下は感想で、本作のネタバレを含み、引用箇所のページ数表記は書籍版のページ数を示す。 介護者D 作者:河﨑 秋子 朝日新聞出版 Amazon 主人公の琴美は、東京で派遣社員として暮らす独身の30歳女性。父親の介護のため札幌に帰る。も…
一体どうするかって話なんだ。人生ってそういうもんだろ。 腹痛というのは何がきっかけで生じるのかわからない。いや、これは不正確な表現だ。正しくは「わかって」いる。家を出たら。電車に乗ったら。それまでは何ともなかったのに、突然腹の具合がおかしく…
『終わらない週末』を読んだ。以下、作中のネタバレを少しばかり含む。 終わらない週末 作者:ルマーン アラム 早川書房 Amazon 読む人によって評価が割れそう、という感想は多くの人が抱いているらしく、また実際に割れたそうで、その理由は解説でまさに解説…
『「推し」の科学』を読んだ。(引用中のページ番号は本書(書籍版)におけるページ番号を指します) 「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か (集英社新書) 作者:久保(川合)南海子 集英社 Amazon 「推し活」を能動的な行為が伴うファン活動…