死に物狂い

他人から影響を受けやすい人間のフィクション日記

『神無迷路』をクリアした

『神無迷路』をクリアした。とても面白かった。以下、一定のネタバレを含む感想。 store.steampowered.com グラフィックをひと目見て分かるとおり、かまいたちの夜フォロワー作品である。と言っても、それは外観的、UI的な部分の話で、ストーリー、あるいは…

『汚穢のリズム』を読んだ

『汚穢のリズム』を読んだ。 sayusha.com 先日、本屋に行った折に目に触れ、興味を惹かれて購入したものである。これは本題ではない。 sorobanya.com 汚穢(おわい)という言葉を知らない。穢という文字はそれだけでどこか忌避感を催すものであるが、その由…

ツナマヨを二つ買うべきなのか

お昼をコンビニで済ますなら、おにぎりを食べるのが最適解と言われている。腹が減るなら米を食え。じゃあお弁当でもよいのでは? 正論である。しかし、せっかくお弁当を買うなら、飲食店が売ってるやつとか、惣菜屋が売っているやつとか、そういうのを買った…

あかん、本屋面白すぎるのターン

本屋にね、本屋に行ったんですよ。いつも行ってますけどね。仕事の帰りに寄ってますけどもね。でも、休みの日にわざわざ本屋に出かける。それも大きな本屋に。これがいいんじゃないでしょうか。 仕事の帰りに行くって言ってもね、大体閉まってるんですよ。街…

『ひまわりっ!』とeufonius

『ひまわりっ!』というアニメがあった。ビックリマークを付けるか付けないかで全く別の作品になってしまうので注意が必要である。忍者の方のひまわりであり、健一レジェンドの方ではない。 そう、忍者アニメである。ゼロ年代特有の美少女アニメ……というほど…

どこかにはいて、どこにでもいるが、ここにはいないVTuberなるもの

引退した、あるいは契約解除されたVTuberのグッズを販売することは可能か。ここで想定しているVTuberとは、企業所属のタレントであり、かつ現実で人体での活動をしないタレントを指す。一般的に企業はタレントの名称について商標権を登録しているところ、仮…

脇目も振らずにイージーモードを選ぶ

ゲームの話である。難易度が選択できる場合、ノーマルモードを選ぶ。ノーマルと呼ぶぐらいなのだから、それが開発者側の基準であり、作品を一番楽しめるはずだという感覚である。 しかし、それはもう昔の話で、今となってはイージーモード即決である。一旦ノ…

『情報セキュリティの敗北史』を読んだ

『情報セキュリティの敗北史』を読んだ。 www.hakuyo-sha.co.jp こんな時代だし遅ればせながら何か情報系の資格を一つぐらい取っておくかと、IPAの情報セキュリティマネジメント試験を受けた。その学習のさなか目に止まったのがこの本で、結局読んだのは試験…

好きな『好きな◯◯発表ドラゴン』の好きなところ

毎度のごとくインターネットの流れから6周遅れぐらいのスピード感でようやく『好きな◯◯発表ドラゴン』の魅力に触れた私は、その裾野の広さ、すなわちあらゆるジャンルを知る入口のさらに入口的役割を果たしている数多のドラゴンに感動を覚えながら、世の中に…

春の訪れとともに大腸カメラで飢えを知る

春はいいよなあ、とつぶやきながら歩いて思い出すのは志村けんだが、こんな変なおっさんはおらんやろと思っていた幼少期の私は、よもや自分自身がそのようなおっさんになっているとは思いもよらないだろう。とはいえ、他人に絡むわけではないので、迷惑度合…

『コレクターズ・ハイ』を読んだ

『コレクターズ・ハイ』を読んだ。 bookclub.kodansha.co.jp 「推し活」がテーマではあるのだが、もう少し敷衍して、自身の行為がいかにして正当化されるかを描こうとしたのかなと感じた。推しを理由にどこまで自分の思考を理屈づけられるか、ということであ…

『ハジケテマザレ』を読んだ

『ハジケテマザレ』を読んだ。本当に面白かった。 bookclub.kodansha.co.jp 文芸好きで金原ひとみ(敬称略)を読んだことがない人は少ないだろうと思うのだが、そう言う私は読んだことがなく、厳密に言うと芥川賞受賞当時に『蛇にピアス』を手に取ったことは…

はてな匿名ダイアリーを通して著作権を考える

【2024.04.23追記:ここから】 本記事の公開後、下記増田の作者様から直接ご連絡を頂戴し、動画の作成および公開について快く承諾をいただけた。この場を借りて改めて御礼を申し上げるとともに、折角なのでということで再録・編集した動画を下記のとおり動画…

『誰も悲しまない殺人』を読んだ

『誰も悲しまない殺人』を読んだ。以下ネタバレを含む。 www.hayakawa-online.co.jp

『ラストコールの殺人鬼』を読んだ

『ラストコールの殺人鬼』を読んだ。 www.akishobo.com ミステリかと思って手に取ったらノンフィクションだった。ノンフィクションでも謎解きの要素を持つ作品はあるが、本作は「犯人は誰か」に主眼が置かれているわけではなく、その点で一般的なミステリと…

パルワールドを通して自分のポケモン観を見る

小学校でドはまりし、中学校で一旦離れて、高校~大学で人によっては戻ってくる。これが私の周りで多かったポケモンとの関わり方である。私はと言えば、緑→銀→サファイアの後に間が飛んで、ムーン→シールド→(アルセウス)→バイオレットといったプレイ遍歴で…

ビジネスコンプライアンス検定上級受検記

2月にビジネスコンプライアンス検定上級なる試験を受け、無事に合格した。全く知名度がない資格でもないと思うが、かといって有名なわけでもない。しかしながら「法務 資格」などで検索すると、例によって似たような資格紹介ブログがたくさんでてくるところ…

2023年の総括

2023年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.com 一言でもいいから感想を残しておくといいかもしれない、という気持ちから月ごとに読…

フレッシュひまわりの残響

クリスマスが近づくと、思い出すのはフレッシュひまわりの音楽である。 そう、フレッシュひまわりというバンドがいた。あれは◯年前……と思い出すのも難しいので、困ったときはインターネットに頼ろう。 dic.nicovideo.jp ただの跡地である。彼らの動画は何一…

音楽にsadがのっている

WUG

本格的に冬到来、年末進行で忙しくなる今日このごろ。こんなときはWUGちゃんのことを考えるのがぴったりですね。というわけで本記事は『Wake Up, Girls! Advent Calendar 2023』21日目の記事です。昨年に引き続き参加させていただきます。 (企画御礼 to て…

ストリートファイター6に触れる日々

出場者であるVTuber目的で見た第一回CRカップから始まり、REJECT FIGHT NIGHT→第二回CRカップと視聴していく中で自分でも触ってみたいなと思うようになったという、昨今ではおそらく典型的なストリートファイター6(「スト6」)への触れ方をした私ですが、ひ…

『葬式同窓会』を読んだ

『葬式同窓会』を読んだ。以下ネタバレを含む感想。

財布を拾わずして拾う

毎度のごとく22時も回ろうかというところで仕事を終えて帰っていると、つま先で盛大に何かを蹴り上げてしまった。何やら若干の重みがあり、変なものでなければよいがと目線を落とすと、革細工のようだった。スマホの手帳ケースのように思われたそれを拾い上…

本当のファンではない

「推される」対象が何かしら炎上または炎上らしき事態に陥った時、そこには多種多様な人々が集まってくる。さながらキャンプファイヤーであり、古のインターネットが祭と称したのもよく分かる。とはいえ、そのようなある種牧歌的な形容をしてよいものかは燃…

カメムシは"い"る

冬の訪れとともにいなくなるどころか、そもそも冬は来ておらず、今もなおカメムシはそこかしこにおり、我が家にも日々出入りを繰り返している。気がつくとそこにいるのがカメムシである。どこから入ってくるのかと言えば、それは開口部に違いないのだが、一…

足先が冷えると冬が訪れカメムシは消える

寒い、と思ったのはもう2,3日以上も前のことだが、掛け布団なしでは肌寒くなったあたりから、どうも怪しさを感じてはいたのである。風呂上がりのドライヤーで汗をかかなくなり、トイレできばっていても息苦しくない。夏が終わる終わると声高に叫ばれながら、…

カメムシは喋らない

他の地域に遅れをとらず、私の生活圏でもカメムシが大量発生している。多いな、と思うのは毎年のことだが、それにもまして多いのは報道からしてもそうらしい。カメムシが多いことにニュースバリューが認められるぐらいであるから、今年は本当に多いのだろう…

ピアノと落語とVTuberと

姪のピアノ 善良な叔父(当人比)というものをやっていると、姪の晴れ舞台にお呼ばれすることがある。今回はピアノの発表会だそうだ。独身男性でも、このようにして子育てのよい部分だけを享受できる。まことにありがたいことである。 小さなピアノ教室主催…

舞台が持つ謎を解く姿を見せる難しさ(『超探偵事件簿 レインコード』感想)

X週遅れでダンガンロンパV3をクリアした際、しばらく新作は出ないのだろうと寂しく思っていたところに、『超探偵事件簿 レインコード』の存在が明らかとなり大層喜んだものである。ミステリアドベンチャーは増えれば増えるほどよい(なお、本作は「アークフ…

行くな船長、その道は修羅の道(『美魔女の真実 -マリンの秘宝船-』感想)

8月11日にリリースされた『美魔女の真実 -マリンの秘宝船-』は、日常侵食リアルホラーゲーム『つぐのひ』と、ホロライブ所属の人気VTuber宝鐘マリンさんとのコラボレーション作品である。つぐのひ自体が配信における定番作品であるところ、本作もVの方を中心…