死に物狂い

他人から影響を受けやすい人間のフィクション日記

2024-01-01から1年間の記事一覧

なぜ『The Game of Sisyphus』のプレイ映像を見ると胸が苦しくなるのか

『The Game of Sisyphus』というゲームがある。 store.steampowered.com もはや無名ではなく、岩おじの名で親しまれたり憎まれたりしているから、どういうゲームであるかの説明は不要に思われるが、端的に言えば、岩を転がしながら長い坂を登っていく、本当…

『神無迷路』をクリアした

『神無迷路』をクリアした。とても面白かった。以下、一定のネタバレを含む感想。 store.steampowered.com グラフィックをひと目見て分かるとおり、かまいたちの夜フォロワー作品である。と言っても、それは外観的、UI的な部分の話で、ストーリー、あるいは…

『汚穢のリズム』を読んだ

『汚穢のリズム』を読んだ。 sayusha.com 先日、本屋に行った折に目に触れ、興味を惹かれて購入したものである。これは本題ではない。 sorobanya.com 汚穢(おわい)という言葉を知らない。穢という文字はそれだけでどこか忌避感を催すものであるが、その由…

ツナマヨを二つ買うべきなのか

お昼をコンビニで済ますなら、おにぎりを食べるのが最適解と言われている。腹が減るなら米を食え。じゃあお弁当でもよいのでは? 正論である。しかし、せっかくお弁当を買うなら、飲食店が売ってるやつとか、惣菜屋が売っているやつとか、そういうのを買った…

あかん、本屋面白すぎるのターン

本屋にね、本屋に行ったんですよ。いつも行ってますけどね。仕事の帰りに寄ってますけどもね。でも、休みの日にわざわざ本屋に出かける。それも大きな本屋に。これがいいんじゃないでしょうか。 仕事の帰りに行くって言ってもね、大体閉まってるんですよ。街…

『ひまわりっ!』とeufonius

『ひまわりっ!』というアニメがあった。ビックリマークを付けるか付けないかで全く別の作品になってしまうので注意が必要である。忍者の方のひまわりであり、健一レジェンドの方ではない。 そう、忍者アニメである。ゼロ年代特有の美少女アニメ……というほど…

どこかにはいて、どこにでもいるが、ここにはいないVTuberなるもの

引退した、あるいは契約解除されたVTuberのグッズを販売することは可能か。ここで想定しているVTuberとは、企業所属のタレントであり、かつ現実で人体での活動をしないタレントを指す。一般的に企業はタレントの名称について商標権を登録しているところ、仮…

脇目も振らずにイージーモードを選ぶ

ゲームの話である。難易度が選択できる場合、ノーマルモードを選ぶ。ノーマルと呼ぶぐらいなのだから、それが開発者側の基準であり、作品を一番楽しめるはずだという感覚である。 しかし、それはもう昔の話で、今となってはイージーモード即決である。一旦ノ…

『情報セキュリティの敗北史』を読んだ

『情報セキュリティの敗北史』を読んだ。 www.hakuyo-sha.co.jp こんな時代だし遅ればせながら何か情報系の資格を一つぐらい取っておくかと、IPAの情報セキュリティマネジメント試験を受けた。その学習のさなか目に止まったのがこの本で、結局読んだのは試験…

好きな『好きな◯◯発表ドラゴン』の好きなところ

毎度のごとくインターネットの流れから6周遅れぐらいのスピード感でようやく『好きな◯◯発表ドラゴン』の魅力に触れた私は、その裾野の広さ、すなわちあらゆるジャンルを知る入口のさらに入口的役割を果たしている数多のドラゴンに感動を覚えながら、世の中に…

春の訪れとともに大腸カメラで飢えを知る

春はいいよなあ、とつぶやきながら歩いて思い出すのは志村けんだが、こんな変なおっさんはおらんやろと思っていた幼少期の私は、よもや自分自身がそのようなおっさんになっているとは思いもよらないだろう。とはいえ、他人に絡むわけではないので、迷惑度合…

『コレクターズ・ハイ』を読んだ

『コレクターズ・ハイ』を読んだ。 bookclub.kodansha.co.jp 「推し活」がテーマではあるのだが、もう少し敷衍して、自身の行為がいかにして正当化されるかを描こうとしたのかなと感じた。推しを理由にどこまで自分の思考を理屈づけられるか、ということであ…

『ハジケテマザレ』を読んだ

『ハジケテマザレ』を読んだ。本当に面白かった。 bookclub.kodansha.co.jp 文芸好きで金原ひとみ(敬称略)を読んだことがない人は少ないだろうと思うのだが、そう言う私は読んだことがなく、厳密に言うと芥川賞受賞当時に『蛇にピアス』を手に取ったことは…

はてな匿名ダイアリーを通して著作権を考える

【2024.04.23追記:ここから】 本記事の公開後、下記増田の作者様から直接ご連絡を頂戴し、動画の作成および公開について快く承諾をいただけた。この場を借りて改めて御礼を申し上げるとともに、折角なのでということで再録・編集した動画を下記のとおり動画…

『誰も悲しまない殺人』を読んだ

『誰も悲しまない殺人』を読んだ。以下ネタバレを含む。 www.hayakawa-online.co.jp

『ラストコールの殺人鬼』を読んだ

『ラストコールの殺人鬼』を読んだ。 www.akishobo.com ミステリかと思って手に取ったらノンフィクションだった。ノンフィクションでも謎解きの要素を持つ作品はあるが、本作は「犯人は誰か」に主眼が置かれているわけではなく、その点で一般的なミステリと…

パルワールドを通して自分のポケモン観を見る

小学校でドはまりし、中学校で一旦離れて、高校~大学で人によっては戻ってくる。これが私の周りで多かったポケモンとの関わり方である。私はと言えば、緑→銀→サファイアの後に間が飛んで、ムーン→シールド→(アルセウス)→バイオレットといったプレイ遍歴で…

ビジネスコンプライアンス検定上級受検記

2月にビジネスコンプライアンス検定上級なる試験を受け、無事に合格した。全く知名度がない資格でもないと思うが、かといって有名なわけでもない。しかしながら「法務 資格」などで検索すると、例によって似たような資格紹介ブログがたくさんでてくるところ…