死に物狂い

他人から影響を受けやすい人間のフィクション日記

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年の総括

2020年が終わろうとしている! 自分の一年間の記録というのが、およそブログに書いた記事にしか存在しないので、それらを見て今年を振り返ろうと思います。 sorobanya.hatenablog.com sorobanya.hatenablog.com 今年の初めはまだ名古屋にいました。もはや過…

キャラクターソングから理解する林田藍里の成長について

WUG

体を動かしたほうがストレスにも腰痛にもよいと知ってから、毎週1日は必ずジョギングをすることにしている。約5kmを一時間かけてゆっくりと走る。距離が短すぎやしないか、と思われるかもしれないが、気合を入れて走った結果、結局習慣化までできない経験が…

創作落語『与太話(Wake Up, Girls!編)』

本格的に冬到来、年末進行で忙しくなる今日このごろ。こんなときはWUGちゃんのことを考えるのがぴったりですね。というわけで本記事は『Wake Up, Girls! Advent Calendar 2020』13日目の記事です。昨年に引き続き参加させていただきます。(企画:ておりあ…

コンビニ問答

コミュニケーションはエネルギーを消費する。それはもうそういうものだから仕方ないとして、中でも日々定例的に実施する必要があるコミュニケーションについては、できる限り省力化したいと思う。 私は昼食をコンビニで調達する。買うものといえばサンドイッ…

9月に読んだ本など

10月はまだ1ページも読めていないらしい。

世界の存亡が女性声優の髪型にかかっているとしたら

20XX年a月b日、7人から成る女性声優ユニット『Make Up Worlds!(通称:MUW)』は多くのファン(通称:MUWer(マウアー))に惜しまれつつ、約y年間の活動に幕を下ろした。突如の解散発表から半年。自身ら最後のライブツアーを成功させ、さらなる活躍を惜し…

DJとはこういう職業だったのか

デレマス24時間特番を見ていた。詳しく前情報は知らなかったが、Youtubeを開いたら丁度おすすめに上がってきたため、そんなものがやっているならぜひ見ようと思ったものだった。 idolmaster-official.jp 私のアイマスへの関わり方と言えば、2015年に当時の西…

おいおいおい涼しすぎへんか夜道(2020夏)

ある日の帰宅途中、最寄り駅の改札を出たところでとてつもない違和感に襲われた。その違和感は聴覚を経由して引き起こされているのだと気がついた。鈴虫が鳴いていたのだった。 いやいやそんなわけはあるまい。ついぞ数日前まで、この時間帯の支配者は圧倒的…

『黄金の太陽』というゲームがある(あるいは単なる昔話)

『黄金の太陽』というゲームがある。剣と魔法のRPGで、GBAで『開かれし封印』『失われし時代』の二連作を発売した後、それらの30年後が舞台である続編『漆黒なる夜明け』がDSで発売された。この三作目は完全に続編を匂わせるラストを見せた(今作で完結しな…

「潜入」と「入れ替わり」を苦手に思うのはどうしてか

苦手なシチュエーションを語る生産性があるのかと問われれば、ないとしか答えようがない。「何が好きかで自分を語れよ!!!」というのは正論でしかない。しかしながら、どうしてそれを苦手に思うのか、案外自分でもよく分かっていないものではないか。なぜ私は…

8月に読んだ本など

通勤時間が増えると読書時間も増えるらしい。痛し痒しだね。 ガダラの豚 I (集英社文庫) 作者:中島らも 発売日: 2013/07/25 メディア: Kindle版 日替わりセールで購入したもの。そういえば中島らもの本読んだことねえな、丁度いいやと思って読んだ。買ってか…

ゲーム内における生命と生活感について

どうぶつの森に手を出せないのはどうしてだろう プレイしたい気持ちを持っていながら、どうぶつの森というコンテンツになかなか手を出せないのは、そこに生命を感じてしまいそうだからだ。キャラクタが生きていて、日々の生活を送っている感覚。もし自分が飽…

眠れない夜には青木瑠璃子さんのYouTubeを聴けばいい

どうしたって眠れない夜がある。日曜の夜、明日から仕事が始まる不安で眠れない。今の生活を続けていて大丈夫か、自分の将来が不安で眠れない。頭の中が堂々巡りでとにかく眠れない。珍しい話ではないだろうが、何にしても眠れないのはしんどい。 このような…

あなたのわたしの理想的なVRライブ映像コンテンツ

言うだけならタダって寸法よ!

物語を読むときに頭に浮かぶのは二次元か否か

活字媒体で物語を読むときには頭の中でその場面場面を想像するわけだが、私の場合その映像はアニメ・漫画調で描かれる。実写ではない。ラノベのように表紙絵と挿絵があるタイプは言わずもがな。メディアワークス文庫のように表紙絵だけがあるタイプも同じ。…

あれからよりもこれからだって(『あれから(絶望少女達2020)』を聴く)

アニメ『さよなら絶望先生』の楽曲群がサブスクリプションで配信開始となった、との報せが飛び込んできたのは6月17日のことであった。さよなら絶望放送*1を毎週の楽しみにし、友人*2とカラオケに行くと『人として軸がぶれている』『強引niマイYeah~』『空想…

一対一のラブコメばっか読んでどうすんねん(『それでも歩は寄せてくる』と『好きな子がめがねを忘れた』の話)

そればかり読んでいるとは完全に言い過ぎで、たまたま続けてそのようなジャンルの漫画を読んだだけである。『からかい上手の高木さん』がきっかけなのか、それよりも以前からなのかは全く知らないが、男女一対一の関係性に焦点を当てた漫画作品が増えた*1。…

市川京太郎くんには幸せになってほしいなって(『僕の心のヤバイやつ』第3巻発売記念ポエム)

私は僕ヤバを大体こんな気持ちで読んでいますという記事

『深世海 Into the Depths』をクリアしての感想(中でも印象的だったこと、音と音楽について)

前段 Switch版の『深世海 Into the Depths(以下、「深世海」という。)』をクリアしました。ニンテンドーダイレクトで見て気になっていたところ、GWだし時間もあるしやるかと思って購入したものです。*1 www.youtube.com 本作は深海を舞台にした2D「潜水探…

とあるブラウザゲームを探している

前段 折に触れてその存在が頭に浮かび、「何か情報ないかなあ」と思いながらネットを検索するが見つからない、そんなブラウザゲームがある。そのうち完全に忘れてしまいそうであるし、何かの機会にネット世界の賢人から助言を得られるかもしれないので、覚え…

なんか疲れたときには『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』を読むといい

私は様々な創作物に支えられて今を生き長らえているのですが、『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』っていう漫画があるんですよ。「あるんですよ」と言うほど、もはや知名度が低いわけでもない気がしますが、モーニングで連載されていて、つい先日には最新刊の12…

宮森あおいは常に私の先を行く―今更ながらの『劇場版「SHIROBAKO」』感想―

SHIROBAKOと私 社会人1年目にSHIROBAKOと出会えた私は運が良かった。理想と現実の間でもやもやする私にとって、同じく入社1年目でありながら奮闘する宮森あおいは輝いて見えたし、それこそ働く元気と勇気を与えてくれた。宮森だけではない。登場人物全員が…

観覧車の上に彼女は笑顔で立っていた

今週もよく働いたものだ、と一人ため息をつきながら私は万博記念競技場へと向かっていた。目当てはサッカーではなく、推しのライブである。この一ヶ月間、この日のために働いてきたと言っても過言ではない。 悲しいかな、日々を働き、生き続けていくためには…

もう一度、Wake Up, Girls!に「ありがとう」を

WUG

全てが終わったその後の、あの日の景色を覚えているか。 「終わった」けれども清々しい、そんな気持ちを覚えているか。 今も私の胸にある、大きな大きな「ありがとう」。 いつになっても同じだろう、色んなものを受け取った。 あれからようやく一年か、暦を…

『想い出のパレード』の映像を見て好きなところを書いていこう

WUG

2019年3月8日(金)、女性声優ユニットWake Up, Girls!はさいたまスーパーアリーナで行われたファイナルライブ『想い出のパレード』を最後に解散しました。 それから約1年後の2020年3月6日(金)。本ライブ映像を収めたBDの劇場上映会が予定されていました…

舞台の上に何の姿を見出そうとするのか

「舞台上に立つ演者」は何次元の存在なのでしょう。という話は千度議論されてきたことかもしれません。いわゆる2次元と3次元の話で、もはや2.5次元との表現は広く知れ渡っていますが、昔からこの「2.5次元」の指すところがしっくりきません。「2次元」と「3…

1月に読んだ本など

そこそこ読めたが内容は覚えていない(定期) 別冊100分de名著 集中講義 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した (教養・文化シリーズ) 作者:佐々木 閑 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2017/02/25 メディア: ムック 100分de名著シリーズのバックナンバ…

『虚構推理』がアニメ化した今、あらためて『スパイラル 〜推理の絆〜』を読もう

*1 2020年1月より、アニメ『虚構推理』が絶賛放送中です。いや、絶賛なのかは知らず、さらに言えば本放送を追えてすらいない口で何を言うかという話ですが、きっと面白いアニメになっていると思います。なぜならば、『虚構推理』は城平京原作作品だからです…

英虞湾に行って踏切の音を久しぶりに聞いた

英虞湾に行った。相変わらず明確な目的があるわけではない。「日帰りができる程度の遠くに行きたい」欲が定期的に現れるので、それを消化すべくどこかに向かうのである。移動は電車がいい。本が読めるからだ。2~3時間電車に揺られて、kindleに目を落とし…

あの日私たちは「おかえり」と言い、彼女は「ただいま」と返した

WUG

ある楽曲を聞いて特定の場面を思い出すのは、特に珍しい現象でもないようです。印象的な出来事と紐付き、楽曲自身がキックとなって情景が浮かび上がる。一般的に「想い出の一曲」なんて言われるのはそういうものでしょう。 少し前までWake Up, Girls!(以下…